Radar

カテゴリ: センシング技術

Radar(Radio Detection and Ranging)は、電波を用いて物体の位置、速度、方向を検出するセンサーです。自動車分野ではミリ波レーダーが主流で、悪天候や暗闇でも安定して動作する特性を持ち、既に多くの市販車のADAS(先進運転支援システム)に採用されています。

動作原理と特性

電磁波を発射し、物体から反射されて戻ってくる電波の周波数変化(ドップラー効果)から速度を、飛行時間から距離を測定します。77GHz帯や79GHz帯のミリ波を使用することで、高い分解能と長い検出距離を実現しています。雨や雪、霧などの気象条件に影響されにくく、24時間安定した性能を発揮することが大きな利点です。

自動運転での役割

LiDARやカメラと比較して低コストで、物体の材質や色の識別には向かないものの、速度測定に優れています。前方車両との車間距離維持、衝突回避、死角監視などに使用され、レベル2以上の自動運転システムでは必須のセンサーとなっています。複数のレーダーを車両の前後左右に配置することで、360度の監視を実現しています。